akagi邸外構工事(愛知県岡崎市)

オーナーの要望:
最近流行りのガーデニング風の案はあったがどれも飽きてしまうし、イメージと違う。どこにでもあるようデザインでつまらない。こんどは特別なオリジナルなものにして欲しい。ちょっとお茶の飲める場所が欲しい。ハーブを栽培したい。デッキの方も考えて欲しい。出来ればそこでちょっとした食事などできるとうれしい。

V+Fの解答:
現状の印象として、建物がただ建っているだけに見えてしまっている。アプローチがアプローチではなくただの駐車スペースと言う感じ。立体的な変化がない。思わぬ出来事や場所がない。玄関に至るまでにストーリーがない。いくつか案はあったようだが全体や将来の事まで考えていない。植栽が乏しい。せっかくの東の庭が死んでしまっている。このようなことを踏まえながら考えると、アプローチの中でも階段がもっとも大きなイベント。まず階段をデザイン。デザインといっても変わった形にするのではなく階段を上ると言う単純な行動を少し変えてみることに。まずは正面の階段。ただの段から一段ずつを広い踊り場のようにして曲がりながら上るように変更。それぞれが舞台のように。その段の中に植栽のスペースを組み込み、階段を腰壁で囲んで一見階段と分からないように。えっどうなっているの?とまずは思わせなるほどと感心させる。ピアノ室の階段は正面の階段とL字形に組み合わせて一体感を出し更に道路側の植栽スペースまで連続させる。道路側の植栽スペースも腰壁で囲って玄関側の階段腰壁と呼応させてアプローチ全体の流れを作る。全体として空間の彫刻のような考え方。腰壁は腰掛けることも出来るので木漏れ日の下ちょっと休むことも。駐車スペースは全体に石を敷き詰め階段腰壁はコンクリート。玄関ポーチ及びリビングくぼみ部分は石。リビング窓前は植栽として窓から木々の季節の変化を楽しむ。この植栽が玄関からリビング前くぼみ部分でお茶などを飲む際のちょっとした目隠しになる。和室前からのデッキは東庭へブリッジのように伸びて庭の中心に8帖程のデッキスペースへと繋がる。この8帖のスペースは庭の中で木々に囲まれるような感じなる。これで道路からなんと26mに及ぶ路地空間が完成する。

 

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