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建築探訪01
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| 最近自然志向とか省エネ建築とか注目されていますがそのような建物の中でもテクノロジーと自然を融合させた建築物で傑作なのが世界的にも有名なリチャードロジャース設計の「VRテクノセンター」です。私も3度目の訪問でしたが行く度に魅力を増していく不思議な建物です。行く度に魅力が増すのは優良な建築としては正当で当然な評価と言えるかもしれませんが。この建物は丘陵地の等高線に沿って建物が建っているため、 | 等高線の曲がりに合わせて建物も曲線を描き、階が上がる毎にセットバックしています。そしてセットバックした部分の建物の屋根に植栽をしてあるため遠くからは山がそのままあるように見えます。(写真左)よくあるブルドーザーで地形を壊し平にしてから建物を建てる開発と比べると明らかに興味深い形をしています。自然条件に逆らわないのも一つの答えなんだと唸らされます。 |

左:森の中に建物が埋もれている感じ。もともとの小山をイメージさせる。
右:庇のルーバーが大きく張り出しており太陽の日差しをコントロールしています。
| 更に興味深いのは太陽の日差しや熱を庇や屋上の植栽でコントロールし熱的な負荷を非常に低く抑えている事です。屋上の植栽も安易に使うのでは無く、屋根の上に植栽すると言う過酷な条件をクリアしつつ、あたかももともとあったかなような自然さを生み出している事です。実は元の山にあった植栽とは明らかに違う樹種ですが非常になじんでいます。また植栽の仕方も巧妙で室内から屋外を見るとうまく下の階の庇や道路、向かいの建物が隠れてその向こうに遠方の山が借景として見えるようにやや盛り上がって造園されているのです。 | 京都の庭園などに見る日本的な技法とおなじで実に贅沢な印象を与えます。建物自体のデザインは非常にハイテクな感じがするのですが自然とのなじみがよく変に主張するでも無く埋没するでも無く、バランスのとれた自然一体型の建物です。熱のコントロール以外にも建築全体での空気の循環(流れ)を徹底的に考慮されており非常に省エネルギーな建物になっています。この日も外は暑かったのですが建物内部はお洞に入ったように涼しい。安易な自然志向の建物とは一線を画する優れた建物でした。 |

左:等高線に沿って建てられているため建物がカーブを描いています。
中:分かりにくいですが手前の植栽の向こうに借景の山が見えています。
右:本当埋もれている感じです。しかし、室内は十分に明るい。
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VOID+FORM建築設計事務所は愛知県名古屋市の建築設計事務所です。 ウ゛ォイドアンドフォルム建築設計事務所 v@f.email.ne.jp |